若い頃には分からなかった「休む力」
「私が倒れたら家族が困る」と思っていた私が気づいたこと。
最近、
疲れているのに休めないことがあります。
本当は早く寝たい。
何もしたくない。
でも、
「これだけはやらなきゃ」
が次々と浮かんでくる。
若い頃は、休むことってもっと簡単だった気がするんです。
なぜなら、無理をすると後で自分が困ると知ったから。
10代や20代の頃は、休むことをあまり意識したことがありませんでした。
疲れても寝れば回復する。
忙しくても何とかなる。
多少無理をしても、翌日には普通に動けました。
社会人になってからも、
仕事を覚えること。
人間関係。
失敗しないこと。
毎日が精一杯でした。
休む時は、自分で休むというより強制停止。
風邪をひいたり。
体調を崩したり。
何もやる気が出なくなったり。
それでも休んでいると、
「こんなことしていていいのかな」
という妙な罪悪感がありました。
そんな私が休むことについて考えるようになったのは、30代の頃です。
子育てと仕事で毎日があっという間だったある日、インフルエンザにかかりました。
高熱で寝込みながら思ったんです。
「私が倒れたら家族が困る」
と。
でも同時に、別のことにも気づきました。
「回復した後の私も困る」
数日分の洗濯物。
片付いていない部屋。
たまった家事。
元気になった瞬間から待っている現実です。
その時、
頑張り続けることだけが正解ではないのかもしれないと思いました。
全部を完璧にやろうとしない。
普段から少し手を抜く。
誰かに任せる。
休むためには、普段から頑張りすぎないことも必要なんだと知ったのです。
40代になった今は、さらに考え方が変わりました。
もちろん最低限のことはします。
でも、
「それ、本当に私がやらないとダメ?」
と考えるようになりました。
誰かに任せてもいい。
後回しでもいい。
やらなくても案外困らないこともある。
そう思えるようになったら、少し楽になりました。
そして最近は、隙あらば自分の時間を確保しようとしています。
家族との時間は大好きです。
でも、一人でぼーっとする時間も必要。
好きな本を読む時間。
静かにお茶を飲む時間。
何もしない時間。
そんな時間があるだけで、気持ちに余裕が戻ってきます。
若い頃は、
「休む=何もしないこと」
だと思っていました。
でも今は少し違います。
体を休めること。
心を休めること。
そして、疲れきる前に立ち止まること。
どれも同じくらい大切です。
休むことは怠けることではありません。
自分を長くご機嫌で使うための技術なんだと思います。
年齢を重ねるほど、その大切さがよく分かるようになりました。
もし最近、
「疲れたな」
と思っているなら。
何かを頑張る前に、
ひとつ手放せるものがないか探してみてもいいかもしれません。
休むのは怠けることではなく、
明日の自分を助けることだからです。
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